夜中に眼が覚めて星空を見た
風は今も吹いていて、船は揺れながら朝を迎えた。
今の時期に珍しい強風と豪雨だった、高気圧に挟まれた前線が狭い回廊を通過したと僕は想像した。
西からの風に西伊豆のこの辺りは落ち着きを戻した。快適な18度湿度も55%ぐらいだ。

沖を見に防波堤に登った。
見るのは手前ではなく遥か遠く波頭だ、三角のギザギザが見えてうねりが残っていた。


あれだけ吹いたのだから、まだ興奮冷めやらぬ海なのだろう
午後の様子を見て少しだけ走ろうかと思うのだが、無理はしない。
老船にはゆったりとした波が似合うからね。