NZの海岸で撮った貝殻達。いっぱいあってどこまでも続くので、さすがに目が回りそうになってこの四つのグループにした。抜け殻の筈だが妙に存在感があり可笑しい。僕の田舎の津軽凧は三国志等の武者顔が多く書かれ野太い黒い線に原色で埋められたものが多い。最後に白目の中に黒目を入れるのだがこれが楽しい、黒目を何処に置いても左右比対称でも生き生きと見えるのだ。ただ最近のねぶたや凧の武者顔の目は、八方を睨んだものが少なく僕としては物足りない気がしてならない。津軽の絵はもっと狂気があったと思い出す。地方固有のものが、徐々に洗練されていく事は何か寂しいものだ。風化して行く貝殻君達の自由な目を見て、遠くに来てつい思い出していた事でした。砂になっちゃう前に会えたね諸君。