秋田市から1時間半ほで男鹿半島の北端に到着できる。
広い駐車場と土産屋が並び、綺麗な呼び娘に次々と声を掛けられ、、
イカやサザエ、きりたんぽ、、、焦す香りが駐車場中を渡り流れて、旅人はやがて皆たまらず店に入る。
ここは入道岬、日本海に突き出た丘の上に、イギリスを思い出す白黒の灯台がある。(日本灯台50選)
朝日はひとを強くして夕日はひとを優しくするのか、
会話も忘れてただ夕景を見つめる人々。。
薄い朱鷺色の空になって、別れた小雲たちもいよいよ動きを止めクライマックスの瞬間を待つ、、
日本海ここの夕日は、数十年前の冬修行時代、フィルムホルダーを慎重に先生(岩宮武二)に渡して、、 ヨッシャ!(先生の声)、小さなコパルシャッターの音を聞いた思い出の場所でもあった。