砂丘を歩くと5メートルほど先を逃げ回る、1センチから2センチぐらいの何種類かの虫がいる。黒いのが霧集め属ゴミムシダマシ、写真はフンコロガシの種類ではないかと思う。
兎に角砂の上を走るのがやたらと早い。そんなに急いで逃げなくても落ち着きなさい!と言ったくらいだ。右往左往とはよく言ったもの、虫同士がぶつかったり転んだり、よくまーみんな僕を嫌がるもんだと苦笑してしまった。
珍しく逃げ遅れた一匹1センチほどのコロ、覚悟を決めて擬態のポーズのつもりか?それではと撮った1枚だ。ここまで寄っても彼は見つかっていないと、思っているらしい。
割合で多いのはゴミムシダマシだが、(なんかみんな可哀想な名前だ)フンコロガシにくらべ大きく足も長い、4WD車より多い6足の威力はさらさらの砂丘を縦横無尽に走り回る。なかには転んで逃げ遅れるのもいて、このダマシ君の場合、最後の手段は頭だけ砂に突っ込み、お尻を上げて懺悔のフィニッシュ姿勢だ。そこまで謝る事ないよ!と声をかけてあげた。